土壌診断
長谷川式検土丈
調査の目的
土壌断面を直接観察し、土壌断面の詳細を把握する。
その結果から、植栽後の生育に支障となる条件の有無や程度を把握し、条件の改善や整備を検討する。
その結果から、植栽後の生育に支障となる条件の有無や程度を把握し、条件の改善や整備を検討する。
測定方法
長谷川式検土丈を地中に貫入し土を抜き取り土壌中の断面構造を調べる。
1回約35cmで3回まで約1mの断面を調べることができる。
1回約35cmで3回まで約1mの断面を調べることができる。
長谷川式土壌貫入計
調査の目的
造成地等では、重機による転圧のため土壌が固結していることが多く、根系が発達不良になりやすく生育に悪影響を及ぼす。
土壌の硬さを事前に調査し植栽基盤整備の改善・検討を判定する。
土壌の硬さを事前に調査し植栽基盤整備の改善・検討を判定する。
測定方法
一定の高さから2kgの錘を落とし、1回ごとの貫入度を測定し、土壌中の柔らか度を測定し判定する。
長谷川式簡易現場透水試験
調査の目的
植物の枯損原因として最も多いと考えられる透水不良による根腐れの判定のため、植栽地盤の透水性を判定し、そのデータを基に植栽基盤整備の改善・検討を行う。
測定方法
直径約15cmで、植え穴程度の深さの孔を掘り、一定の水を入れて時間から水の浸透量を計る。
化学性(PH・EC)測定
調査の目的
緑化分野での科学的な阻害要因としては、強酸性やアルカリ性と塩基過剰がほとんどなのでその値を測定し植栽基盤の判定をする。
PH | 中性を7としPH7未満なら酸性、PH7.1以上ならアルカリ性に分けられる。 どちらもPH7から離れるにつれて濃度が強くなる。 だいたいの植物は弱酸性(PH5.5~6.5)を好むものが多い。 整備目標値 PH4.5~7.5 |
EC | 土壌が養分を保持できる能力を保肥力という。 一般には土壌が陽イオンを吸着できる容量を測ることによって保肥力の指標とし、この値が大きいほど養分を保持することができる。 しかし、濃度が大きすぎると有害物質を含んでいることが多く、塩基濃度障害を起こす可能性がある。 造園植栽地では施肥により塩基類の蓄積は考えられないので、特別な場所(主に臨海地)などが調査対象です。 整備目標値 EC=0.1~1.0dS/m |